- 2つのペン型注入器の使い方は、本サイトでは主にジェノトロピン®ゴークイック注用12mgを用いて説明してあります。
- 本剤を使用される際は主治医の指示に従って使用して下さい。
- ニードルガードを使って、針が見えない状態で注射することもできます。
- ペン本体の準備まではこちらから
- 本品は、ジェノトロピンTC注用5.3mg及びJIS T 3226-2:2005に適合するA形(型)専用注射針との組み合わせで使用して下さい。
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ニードルガードから黒いキャップをはずします。
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ニードルガードとペン本体のロゴが同一線上になる位置に合わせ、ニードルガードをカートリッジホルダーにカチッと取りつけます。
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投与量表示部に最小注入量が表示されていることを確認して、灰色のダイアルを矢印の方向に止まるまでまわします。
- ジェノトロピン®ゴークイック注用12mgの最小注入量は0.3mg
- ジェノトロピン®ゴークイック注用5.3mgの最小注入量は0.1mg
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注射針の針キャップをはずしてください。
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注射針側を真上に向け、注射ボタンを押し切り、針先から液が出ることを確認します。
針先から液が出ない場合は、前の段階の操作(投与量表示部の確認と灰色のダイアルをまわす操作)を繰り返し行ってください。2回繰り返してもまだ液が出ない場合は、主治医に相談してください。
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注射針に針ケースをかぶせます。
- このとき、ニードルガードの黒いボタンを押すと針ケースがはずれて飛ぶので、ご注意ください。
- 空気抜きのときに針先から出てくる液の量は、カートリッジによって異なることがあります。
- カートリッジ内に多少の気泡が残っていても注射にはさしつかえありません。
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黒色のリングを矢印の方向にまわし、主治医に指示された注射量を投与量表示部の白い目印に合わせます。この時灰色のダイアルをまわさないように注意してください。
黒色のリングをまわす前に灰色のダイアルをまわすと、黒色のリングが動かなくなります。
- まわし過ぎて注射量を少なく設定してしまった場合は、黒色のリングをそのまま同じ方向に回転させて、正しい注射量に設定してください。
- 黒色のリングがまわらない場合は、注射ボタンを押し切ってから、黒色のリングをまわしてください。
- 注射量は主治医の指示に従ってください。
投与量表示部の目盛の見方
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灰色のダイアルを矢印の方向に止まるまでまわします。
灰色のダイアルは投与量表示部の数値で止まりますが、数値を超えて必要以上の力でまわそうとすると安全のためダイアルが空まわりする構造になっています。
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黒色のロッドの数値が投与量表示部の数値と一致していることを確認してください。
- 2つの数値が合わない場合は、必ず、灰色のダイアルを止まるまでまわしてください。
- 灰色のダイアルを止まるまでまわしても黒色のロッドの数値の方が少ない場合は、薬の残りが少ないことをあらわしています。この場合は、主治医の指示に従ってください。
灰色のダイアルを逆方向にまわすと、液が出てきますので注意してください。
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注射する場所をアルコール綿で拭いて消毒します。
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注射針の針ケースをはずします。
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黒いボタンを押して針シールドを出します。
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注射する場所を軽くつまみ、ペンを垂直に立て、ニードルガードの針シールドの段差部分を目安にニードルガードを押し当て、注射針を刺します。
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注射ボタンを止まるまで押し切ってください。そのまま少なくとも5秒間待ってから、注射ボタンに親指をかけたままの状態で、皮膚をつまんでいる指の力をゆるめてから、注射針をまっすぐ引き抜きます。
注射したところにアルコール綿を当てて、しばらく押さえます。
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注射後は、注射針が指に刺さらないように注意しながら、針ケースを真上からかぶせ、ぐっと押し下げます。
一度使用した注射針は再使用しないでください。
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針ケースごと矢印の方向にまわして注射針をはずします。
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黒いキャップをはめます。
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注射ボタンが押し切られた状態のままペンケースにしまい、ペンケースごと冷蔵庫に保管してください。
次回からは、ニードルガードをかぶせたまま注射をすることができます。使い終わった注射針やペンは、主治医の指示に従って廃棄してください。