ゴークイック(注用5.3mg・12mg)の使い方 イラストで見る

初回の操作

  • 2つのペン型注入器の使い方は、本サイトでは主にジェノトロピン®ゴークイック注用12mgを用いて説明してあります。
  • 本剤を使用される際は主治医の指示に従って使用して下さい。
  • 本剤を使用される際は、取り扱い説明書を必ずご参照下さい。
  • 本品は、ジェノトロピンTC注用5.3mg及びJIS T 3226-2:2005に適合するA形(型)専用注射針との組み合わせで使用して下さい。
    ただし、ペンカバーを取り付ける場合、使用できない注射針注)があるためご注意下さい。
    注)例:「ペンニードル®プラス32G 4mm」(注射針先端がペンカバーから出ないため)。

注射を取り付けましょう

1.注射の準備をはじめる前に

  • 手を洗いましょう。
  • アルコール綿を用意しましょう。
  • ペン本体はなるべく使用の30分くらい前に冷蔵庫から出して室温に戻しておきましょう。

2.注射針取り付けの準備をします

ペンキャップをはずし、
カートリッジホルダーの先端をアルコール綿で拭いて消毒します。

注射針の保護シールをはがします。

シールをはがしたところに針がありますので、指が針にふれないように注意してください。

3.注射針を取り付けます

注射針をカートリッジホルダーの先端にまっすぐはめます。

注射針をイラストの矢印の方向にまわらなくなるまでまわし、しっかりと取りつけます。

薬を溶かしましょう

4.薬の粉末と溶解液を混ぜます

注射針側を上にして、「A」の文字が手前になるようにペン本体を持ちます。

注射針側を真上にし、カートリッジホルダーとペン本体を持ち、矢印の方向にしっかりとねじ込むようにまわし入れます。

注射針側を横や下に向けると中の薬が出てしまいますので、
必ず真上に向けたまま操作してください。

操作が固めになっておりますのでご注意ください。

「B」の文字がノッチの位置に合うように、カチッとはめ合わせます。

「B」の位置で必ず止めてください。「C」の文字までまわし過ぎないように注意してください。

5.薬を完全に溶かします

ペン本体の中心を持って、左右に数回ゆっくり傾けて薬を溶かします。カートリッジ内の液が透明になり、薬が完全に溶けたことを確かめてください。

激しく振らないようにしましょう。

カートリッジ内の空気を抜きましょう

6.空気を抜きます

注射針の針ケースをはずします。針キャップはつけたままにしておきます。

注射針側を真上にしてペン本体を持ちます。カートリッジホルダーを軽くはじき、空気の泡を上の方に集めます。

「C」がノッチの位置にきてカチッというまで、カートリッジホルダーをしっかりとまわし入れます。このとき、針キャップのあたりに液や泡が出てくる場合があります。

注射針側を横や下に向けて操作を行うと空気がうまく抜けません。必ず注射針側を真上に向けたまま操作してください。

ニードルガードを使った場合の注射のしかた
GQアシストを使った場合の注射のしかた

7.針先から液が出るのを確認します

投与量表示部に最小注入量が表示されていることを確認して、灰色のダイアルを矢印の方向に止まるまでまわします。

  • ジェノトロピン®ゴークイック注用12mgの最小注入量は0.3mg
  • ジェノトロピン®ゴークイック注用5.3mgの最小注入量は0.1mg

注射針の針キャップをはずしてください。

注射針側を真上に向け注射ボタンを押し切り、針先から液が出ることを確認します。

針先から液が出ない場合は、前の段階の操作(投与量表示部の確認と灰色のダイアルをまわす操作)を繰り返し行ってください。2回繰り返してもまだ液が出ない場合は、主治医に相談してください。

注射針に針ケースをかぶせます。

  • 空気抜きのときに針先から出てくる液の量は、カートリッジによって異なることがあります。
  • カートリッジ内に多少の気泡が残っていても注射にはさしつかえありません。

予定投与量の設定をしましょう

8.指示された注射量を設定します

黒色のリングを矢印の方向にまわし、主治医に指示された注射量を投与量表示部の白い目印に合わせます。この時灰色のダイアルをまわさないように注意してください。

黒色のリングをまわす前に灰色のダイアルをまわすと、黒色のリングが動かなくなります。

  • まわし過ぎて注射量を少なく設定してしまった場合は、黒色の リングをそのまま同じ方向に回転させて、正しい注射量に設定してください。
  • 黒色のリングがまわらない場合は、注射ボタンを押し切ってから、黒色のリングをまわしてください。
  • 注射量は主治医の指示に従ってください。

投与量表示部の目盛の見方

目盛の見方

実投与量の設定をしましょう

9.実際の注射量を設定します

灰色のダイアルを矢印の方向に止まるまでまわします。

灰色のダイアルは投与量表示部の数値で止まりますが、数値を超えて必要以上の力でまわそうとすると安全のためダイアルが空まわりする構造になっています。

黒色のロッドの数値が投与量表示部の数値と一致していることを確認してください。

  • 2つの数値が合わない場合は、必ず、灰色のダイアルを止まるまでまわしてください。
  • 灰色のダイアルを止まるまでまわしても黒色のロッドの数値の方が少ない場合は、薬の残りが少ないことをあらわしています。この場合は、主治医の指示に従ってください。

灰色のダイアルを逆方向にまわすと、液が出てきますので注意してください。

注射をしましょう(ニードルガードを使わない場合)

1.注射をします

注射する場所をアルコール綿で拭いて消毒します。

注射針の針ケースをはずします。

注射する場所を軽くつまみます。

つまんだ皮膚に注射針が見えなくなるまで垂直に刺します。

注射ボタンを止まるまで押し切ってください。そのまま少なくとも5秒間待ってから、注射ボタンに親指をかけたままの状態で、皮膚をつまんでいる指の力をゆるめてから、注射針をまっすぐ引き抜きます。
注射したところにアルコール綿を当てて、しばらく押さえます。

注射後は注射針が指に刺さらないように注意しながら針ケースを真上からかぶせ、矢印の方向にまわして注射針をはずします。

一度使用した注射針は再使用しないでください。

ペンキャップをかぶせます。

注射ボタンが押し切られた状態のままペンケースにしまい、ペンケースごと冷蔵庫に保管してください。

使い終わった注射針やペンは、主治医の指示に従って廃棄してください。

2022年10月作成 GEN47M005A

ご利用上の注意

本サイトはジェノトロピン®による治療を受ける患者さんとそのご家族の方々に、治療を受ける際の注意点について正しく理解していただくことを目的に作成しています。医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。
ジェノトロピン®による治療に関しては、必ず主治医の指示に従っていただくことが大切です。ジェノトロピン®について疑問を持たれた場合や治療等に関しては、主治医に必ず相談してください。

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